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フィリピンでしか出来ない!多文化体験と英語力向上を同時に実現する留学方法
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フィリピンは日本と同じように多数の島からなる島国です。
しかし日本と違うのは、国民の多くがマレー系でほかに中国系、スペイン系及び少数民族からなる多文化社会ということです。
フィリピンでは英語を公用語とし、国民の多くが流暢に英語を話します。
日本から近く、また短期間でも効果的に英語習得ができるので、近年はフィリピンが欧米諸国より留学先として注目を集めています。
今回は、そんなフィリピンの社会や文化を知るとともに、フィリピン留学ならではの多文化体験と英語力アップが同時にできてしまう秘訣もお教えしますね。
フィリピンと日本の文化の違い
フィリピン社会は、かつて統治下にあったスペインとアメリカの文化に強く影響を受けています。
そのため生活様式や国民性、文化は日本のそれとは大きく異なります。
留学するということは、その国にしばらくの間暮らすということです。
現地の文化や生活習慣を理解した上で渡航すれば、留学がより有意義なものになるのは間違いありません。
そこでまずフィリピンという国について学び、フィリピン社会がどのようなものか知ることから始めましょう。
フィリピンが多文化社会である理由
フィリピンは、スペインとアメリカの植民地時代を経て独立した国です。
それゆえ日常生活の中でも、その影響を感じさせる建築物や食べ物などが多く見られます。
フィリピンには111の言語、文化、民族グループが存在し、87の言語が話されていますが、その数だけ文化や伝統が存在するということになります。
そういった歴史や文化を知ってからフィリピンに渡ると、フィリピン社会をより深く理解することができるでしょう。
留学前に知っておきたい「フィリピンと日本」のこと
リゾート地として有名なセブ島などには訪れたことがあっても、フィリピンと日本の歴史や国際関係について深く知る人は多くないでしょう。
フィリピンはアジアでいちばん対日感情が改善された国として知られています。
太平洋戦争中、フィリピンに上陸した日本軍は当時フィリピンを統治していたアメリカ軍を追放します。
アメリカから解放されたフィリピンは、日本軍を解放軍として歓迎しますが、そのフィリピンに対し日本軍は圧政を強います。
やがて抗日組織を結成するまでになり、結果11万人の死傷者を出すことになったフィリピン。
しかし戦後、日本から多額の賠償を受けたフィリピンは経済的に日本に頼るようになります。
現在では戦争の記憶も薄れ、日本はフィリピンの貿易相手国として世界でトップ3に入るほどの良いビジネスパートナーになっているのです。
フィリピンについて知る
それでは、フィリピン社会や文化について見ていきましょう。
日本との大きな違いは、まず宗教が挙げられます。
フィリピン社会は宗教の影響を強く受けており、日本とは違う独自の文化を見ることができます。
フィリピン社会の特徴
日本とは大きく異なるフィリピン社会の特徴を4つご紹介しましょう。
アジア唯一のキリスト教国家
国民の約90%がキリスト教を信仰しているフィリピンと、宗教信仰があまり根づいていない日本では、宗教に対する考え方が全く異なります。
教義に忠実なカトリック教徒が多く、日曜日には教会のミサに参加したり、街中の至るところにイエス様の像が飾られたりしています。
そのためクリスマスを一年で最も重要なイベントとして祝います。
9月ごろからクリスマスモードが始まるフィリピンは、世界一クリスマスが長い国とも言われているのです。
大家族が多く、家族を最優先にする
フィリピン人は家族をとても大切にします。
核家族化する日本とは正反対で、一家に5~7人ほど子どもがいる大家族は珍しくありません。
両親と子どもたち、祖父母や親戚が同じ家や敷地に暮らし、支え合って生活するのが一般的です。
親は子どもを大切に育て、子どもは親を養うために将来お金を稼ぐことを小さいうちから考えます。
家族を最優先にするあまり、仕事が疎かになる、遅刻や無断欠勤をする、約束をすっぽかすなどといったことが頻繁に起こります。
これは日本ではあまり考えられないことですね。
また日本人によく見られるような、身内のことを謙遜して悪く言うことなどはフィリピン人は絶対にしません。
女性の社会進出があたりまえ
フィリピンはアジアで最も男女格差の少ない国ということを知っていますか。
フィリピン社会では実に多くの女性が働いており、中でも女性管理職の割合はアジアでもトップクラスの60%と言われています。
日本における女性管理職率はたったの10%なので、フィリピンの足元にも及びませんね。
学歴に関しても女性のほうが高学歴である場合が多く、学校の講師や医師なども女性が多いです。
フィリピンで女性が多く活躍する背景には、以下の2点が考えられます。
- 家事や育児を妻だけの仕事とせず、夫もしくはヘルパーさんに任せる家庭が多い
- そもそも産休・育休制度が確立されていないため、妊娠中や出産後も仕事を続ける女性が多い
反対に男性は学歴が低いために安定した職に就くことが難しく、女性を頼りにすることが多いようです。
こうしたことから、家庭でも女性が主導権を握るのは必然的と言えますね。
貧困格差は社会問題
男女間の性差による格差は少ないものの、貧困格差や地域による経済格差は大きく、重大な社会問題になっています。
その理由として以下の3つの要因が考えられます。
- フィリピンの人口1億人に対して、働き口が全く足りずバランスが取れていない
- 経済がマニラ一極集中型になっており、その他の地域は取り残されている
- 富裕層と貧困層の教育格差は広がる一方
フィリピンには中間層がほぼなく、小学校にすらちゃんと通えない子どもが多い貧困層と、十分な教育を受け良い職に就く恵まれた富裕層に二分されます。
そうなるとますます教育格差は広がっていくばかりですが、いかんせんフィリピンの貧困格差は根が深く、簡単に解決できる問題ではないことが分かります。
このような格差問題を解決するには長い時間を要するため、政治家も関与したがらず野放し状態になっているのが現状です。
フィリピン文化の特徴
スペイン文化の名残が強く、また南国らしく「アジアのラテン」とも言われるフィリピン。
独特な国民性や文化に触れることができますよ。
フィリピンの国民性
フィリピン人は明るくフレンドリーな人が多いです。
常夏の気候も手伝ってか楽観的でゆったりしており、お祭りやイベントが大好きで時間に縛られないなどといった国民性を持っています。
これはキリスト教の博愛精神に基づいており、観光で訪れた外国人に対しても笑顔で挨拶したり、初対面でもまるで友達のように接してくれるなど、親切で社交的です。
スペイン文化の影響で歌や踊りが好きだったり、おしゃべりが好きだったりと、その豊かなコミュニケーション力が英語講師として向いているということも言えますね。
一方、そんな友好的なフィリピン人ですが、プライドが高いという一面もあるのです。
「分からない」と言うことを嫌うため知らないことでも知っているふりをしたり、大勢の前で叱られるのを恥だと思ったりする傾向があるようです。
フィリピンの生活習慣
フィリピン留学を考えている方なら、これは知っておくべきルールというものを2つご紹介しましょう。
まず1つ目は、フィリピンのトイレはトイレットペーパーを流さないということです。
フィリピンのトイレは配管が細くペーパーが詰まってしまうため、流さずにトイレの脇にあるゴミ箱に捨てるのです。
また基本的に外出先のトイレにはトイレットペーパーが備え付けられていないので、ティッシュなどを持ち歩く必要があります。
さらに地方の観光地などへ行くと、水を手桶ですくって流す手動水栓トイレなども見かけますよ。
2つ目は、フィリピンでは水道水は飲まないほうがよいということです。
水道水は現地の人も飲用にはせず、ペットボトルの水を購入したりウォーターサーバーを設置したりしています。
歯磨きやうがいなどで使う分には問題ない場合が多いですが、気になる方はウォーターサーバーの水を使うほうが安心と言えます。
トイレも水道水も、日本で暮らしていると想像できないようなフィリピンの生活事情ですが、留学前に知っておくと現地に行ってからカルチャーショックを受けずに済みますね。
フィリピンの食文化
フィリピンの食文化をひと言で表すと「甘い」です。
暑い国特有の甘酸っぱく濃いめの味付けになり、食事からデザートまですべてが甘い味なのです。
食事では、主食のお米と揚げ物やお肉などハイカロリーのものが中心になります。
またフィリピンでは一日3食に加えて、食事の間にメリエンダという間食を取る習慣があり、一日5~6食食べるのが通常のようですよ。
そんなフィリピン人の小腹を満たすために、ストリートフードと呼ばれる移動販売の露店が路上に点在しているのですが、おかず系からデザートまで様々でバラエティに富んでいます。
フィリピンに長期間の留学を考えている方は、留学中の体重管理も必要になってくるかもしれませんね。
多文化社会で英語を学ぶメリット3つ
冒頭でフィリピンは多文化社会とお話ししました。
多種多様の民族や文化が共生するフィリピンで英語を学習するメリットを3つご紹介しましょう。
メリット➀新しい価値観に触れられる
異文化に触れると、それまで自分が持っていたものとは異なる価値観や新しい考え方に触れることができます。
日本での当たり前、自分にとっての当たり前がフィリピンでは当たり前ではないことに否応なしに気付かされることになります。
さらにフィリピンでは多くの人種や文化に触れることができるので、ますますその機会は多くなるでしょう。
この気付きは留学中や日本に帰国してからだけでなく、今後グローバル社会に羽ばたいてからもきっと役に立つものです。
今まで自分が持っていた価値観や自分自身を見つめ直し、視野を広げる絶好のチャンスと言えますね。
メリット➁日本のことや自分を振り返るきっかけになる
異文化交流をする際には、相手の文化を理解しようと努めるだけでなく、自分の国の文化を適切に説明する必要がありますね。
つまりそれは日本や日本の文化について改めて知るよい機会でもあります。
もしフィリピン人から「京都に行ってみたい!京都ってどんなところ?」「なぜ日本には天皇がいるの?」などと質問されたら、すぐに答えられるでしょうか。
実際に異文化交流の機会では、日本に関する質問をされることが多くあります。
ですので、日本の歴史や文化、観光名所など日本について理解を深めておくことが大切です。
また、あなた自身のことについて聞かれることもあるでしょう。
どんなものが好きか、得意なことは何か、将来どんな仕事がしたいのかなど、いま一度自分のことを振り返ることで自分自身の発見にも繋がります。
日本のことや自分のこと、すべてを英語で説明することになるので、英語力は間違いなく向上します。
メリット➂グローバル社会でビジネスチャンスを得ることができる
異文化を理解することで、自分とは異なる文化的背景を持った人々とも理解しあえるようになるので、ビジネスシーンでもスムーズに関係を進められるというメリットがあります。
言葉はその国の文化から生まれたものなので、言葉と文化は表裏一体の重要な要素なのです。
英語にも日本語にも言えることですが、その国の文化を知らないと言葉がうまく伝わらないことがありますよね。
たとえば外国人に「英語がとても上手ですね」と褒められた場合、どう返答しますか?
多くの日本人は「そんなことはありません」「私なんてまだまだです」と謙遜しますが、英語圏の人々には「褒めているのになぜ喜ばないのだろう」と思われてしまうでしょう。
私たち日本人の文化では、謙遜を美徳とする価値観がまだまだ根付いています。
日本の文化を理解している外国人なら「ああ謙遜しているんだな」と思うかもしれませんが、そうでない異文化の人々にはそうは思ってもらえません。
互いの文化的背景や習慣を知らないと、自分の価値観で相手を判断してしまいますよね。
つまり、異文化に対して深く理解していると、相手の文化や価値観を尊重しながら効率よく仕事を進められるというわけです。
フィリピン留学で英語力アップ!そのポイントとは
フィリピン留学は短期間でも英語力が向上すると言われています。
そこで、フィリピン留学を通して英語を上達させるコツを3つご紹介しますね。
ポイント①常に英語を使う環境を作る
英語上達のコツは、ずっと英語を話すことです。
授業以外でも常に英語を使うよう意識することで、英語力はさらに伸びやすくなります。
周りに日本人がいる場合は日本人とも英語で話すことを心がけたり、違う国からの留学生とも交流する機会を作るようにしましょう。
あえて日本人が少なそうな学校や地域を留学先に選ぶのもひとつの方法ですね。
ポイント②現地の人々と積極的に交流する
フィリピン人はフレンドリーな人が多いので、出かけた先のお店やカフェの店員さんなど現地の人とも会話が生まれやすい環境です。
恥ずかしがらずに積極的に話しかけてみましょう。
そこから交友関係が広がればさらに英語を使う機会が増え、コミュニケーションを自然と取れるようになります。
学校以外でも英語を話す環境があるのは、フィリピン留学における魅力の一つと言えます。
ポイント➂分からないことは積極的に聞く
フィリピン留学では、マンツーマンのレッスンがメインです。
グループやクラスのレッスンでは、日本人はなかなか発言できずにみんなの発言を聞くだけで終わってしまった、ということが起こりやすいですよね。
しかしマンツーマンだと自分と講師だけなので分からないことを聞きやすく、また自分がどこにつまずきやすいのかを講師が把握しやすいというメリットがあります。
質問しやすい環境を上手に活用すれば、英語の上達も早くなります。
多文化体験と英語力向上を同時に叶えるには
留学先としても、また観光地としても人気のフィリピンには世界中から人々が集まります。
多文化社会であるフィリピンで、様々な民族やその文化に触れることで異文化理解を深められることはとても貴重な体験になります。
フィリピンの人々のフレンドリーで親しみやすい国民性は、初めての留学でもきっとあなたをあたたかく迎え入れてくれるでしょう。
APSEでは、寮滞在が一般的なフィリピン留学において、一般家庭にホームステイしながらマンツーマンで英語を学べるプランをご用意しています。
レッスンだけでなく日常生活すべての場面で英語を使うホームステイは、英語力アップに最も適しており、同時に現地の人々の生活や文化も学べるなど一石二鳥です。
まとめ
昨今グローバル化が進み、日本でもインバウンドなどで外国人と接する機会が増えてきました。
ただ英語が話せるだけではなく、英語力に加えて異文化に理解のある人こそグローバル社会では求められます。
多文化体験と同時に英語力向上も可能な留学を考えた場合、フィリピンほど行きやすい国はないでしょう。
APSEが用意する環境で学ぶことで視野が広がり、自身の成長にもきっと繋がります。
ぜひAPSEで、充実した留学体験をしてみてください。