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本気でフィリピン留学したい人のベストシーズンは?
フィリピン留学を真剣に検討する際に、ポイントの1つとなる最適な時期の選択についてお伝えします。フィリピン留学では、繁忙期と閑散期があり、繁忙期と閑散期のそれぞれに特徴があります。この記事では、フィリピン留学の時期の特徴をお伝えし、あなたの留学プランに最適なシーズンを選ぶためのポイントをご紹介します。フィリピン留学を検討する際に役立てて頂き、充実した留学生活を送りましょう。
Contents
1年を通したフィリピン留学の時期の特徴とは
フィリピン留学の魅力は、一年を通じて異なる特徴があり、主に繁忙期と閑散期に分けられます。また、フィリピンは常夏の国であり、寒冷な季節はありませんが、雨季と乾季が訪れます。それぞれの期間による特徴や魅力について、詳細に解説いたします。留学期間や目的に応じて、それぞれの時期を検討し、理想的な経験を築きましょう。
閑散期と繁忙期とは?
フィリピンの語学学校では、閑散期と繁忙期があります。閑散期は、語学学校の生徒数が少ない時期を指し、繁忙期は、語学学校の生徒数が多い時期を指します。
フィリピン留学の繁忙期は、まずは大学生の春休み、夏休み、冬休みです。大学生の休みは長期間にわたるため、3月から4月上旬、7月下旬から9月、そして12月下旬から1月上旬にかけて、留学生が多くなります。また、ゴールデンウィーク、お盆、年末年始も大学生や社会人を問わず留学生が増える時期です。この期間はフィリピン旅行の繁忙期でもあり、飛行機やホテル、観光地にも多くの人が訪れます。特に、韓国人や台湾人の留学生が多い語学学校では、各国の長期休暇に注意が必要です。旧暦の8月15日(9月下旬)や春節・旧正月(2月)は大型連休となり、特に春節の時期には中国人観光客が増加します。
フィリピン留学の閑散期は、上記以外の時期に該当します。具体的には、1月下旬から2月上旬、4月から7月上旬、そして10月から12月上旬頃です。これらの期間には、多くの日本人が仕事や学校などで留学するのが難しく、留学生の数が減少します。人が少ない閑散期には、留学生にとって多くのメリットがあります。それぞれの特徴についても詳しく見ていきましょう。
乾季と雨季とは?
フィリピンは年間を通して暖かい気候ですが、乾季と雨季に季節が分かれています。フィリピンの乾季は、だいたい1月から5月にかけてです。乾季は雨も降らず湿度も低く、安定した気候で過ごしやすいです。ただし、月によって気温の差が大きく、過ごしやすい時期は異なります。特に1月は気温が低く感じられますが、5月は気温が高くなります。
一方、雨季は6月から12月まで続きます。雨季は長く感じるかもしれませんが、毎年必ずこの通りとは限りませんのでご安心ください。また、日本の梅雨のように降り続くわけではありません。日本の梅雨とは異なり、 1日の中でスコールが30分から1時間程度あり、それ以外は晴れることが多いです。
また、8月から10月は台風シーズンであり、これらの雨の影響で洪水が発生する地域もありますので、注意が必要です。このような事態に備えて、渡航の直前まで天気予報をご確認ください。なお、日本から見る天気予報では毎日雷雨が予報されることがありますが、全てが当てはまるわけではありません。逆に、2月から4月にかけてはほとんど雨が降らず、湿度も低く快適な日々が続きます。
フィリピンの祝日
みなさんに留意していただきたいのは、祝日の有無です。一般的に、祝日には授業が開かれません。留学期間が1〜2週間の場合、祝日に授業が行われないと、お金と時間が無駄になってしまうかもしれません。
フィリピン留学において注意すべき大きな祝日やイベントは、1月のシヌログフェスティバルと3月か4月のホーリーウィークです。これらのイベントは毎年日付が異なるため、ご注意ください。どちらのイベントも平日に3日間ほど休みになることがありますので、短期留学の場合は授業日数が減少する可能性があります。各学校によっては授業が中止されたり、追加料金で授業を受けられたりする場合がありますので、事前に確認をお願いします。
参考として、フィリピンの祝日には以下のようなものがあります。
1月1日(月):New Year’s Day/元旦
2月10日(土):Chinese Luner New Year/中国旧正月
2月25日(日):EDSA Revolution Anniversary/エドサ革命記念日
3月28日(木):Maundy Thursday/聖木曜日
3月29日(金):Good Friday/聖金曜日
3月30日(土):Black Friday/聖土曜日
4月9日(火):Day of Valor /勇者の日
4月10日(水):Eidul-Fitar/ラマダン明け祝日(※)
5月1日(水):Labor Day/労働者の日
6月12日(水):Independence Day/独立記念日
6月17日(月):Eid ul-Adha/犠牲祭(※)
8月21日(水):Ninoy Aruino Day/ニノイ・アキノ記念日
8月26日(月):National Heroes Day Holiday/英雄の日
11月1日(金):All Saint’s Day/諸聖人の日
11月2日(土):All Soul’s Day/死者の日
11月30日(土):Bonifacio Day/ボニファシオ誕生記念日
12月8日(日):Feast of the Immaculate Conception/聖母マリアの日
12月24日(火):Christmas Eve/クリスマスイブ
12月25日(水):Christmas Day Holiday/クリスマス
12月30日(月):Rizal Day/リザール記念日
12月31日(火):Last Day of the Year/大晦日
これらの祝日には通常授業が休みとなり、特に11月、12月は祝日が多いので、留学を計画される際には日程にご注意ください。
フィリピン留学おすすめの時期
フィリピン留学を検討されている方々にとって、留学する時期は重要な決定要因の一つです。熱帯気候が特徴のフィリピンでは、異なる季節によって留学体験が大きく変わることもあります。留学する際のおすすめの時期やその特徴について詳しくご紹介します。
1.静かに集中して勉強できる時期
語学学校への留学を検討されている方々は、勉強に真剣に取り組みたいと考えているでしょう。そのような方には、留学生が比較的少ない閑散期(4月上旬から7月中旬、10月上旬から1月中旬)が最適です。閑散期は留学生が少なく、真剣に学びたい方々が多い環境です。留学生が少ないと、遊びに誘われたり、日本人同士でのコミュニケーションが多くなることが少なくなります。人数が少ないと、自分の時間が増え、学習に集中することができます。
学習に真剣に取り組みたい方々には、人数が比較的少ない時期を選択し、勉強しやすい環境を築くことをお勧めいたします。
2.涼しい環境で勉強できる時期
フィリピンは一年中温暖ですが、季節によっては快適に過ごすことができます。特に雨季(5月下旬から10月)は、雨によって気温が下がり、涼しい環境が期待できます。この季節は高温多湿の季節を避け、快適な留学生活を送ることができます。また、雨季は人が少なく、静かな環境で勉強に集中できる利点もあります。さらに、乾季である1月も比較的涼しいため、留学生活を送るには最適な時期と言えます。涼しい時期に留学することで、快適な環境での学習や生活を楽しむことができます。
3.費用が抑えられる時期
フィリピン留学は費用が比較的安いと言われていますが、それでも「できるだけ留学費用を抑えたい!」とお考えの方も多いかと思います。そのような方には、閑散期の留学がおすすめです。フィリピン留学では、基本的に語学学校ごとの授業料に大きな差はありませんが、航空券の価格は時期によって変動します。
繁忙期には多くの留学生が渡航するため、航空券が高くなります。一方、閑散期には留学者が減少し、航空券の価格が下がります。繁忙期の往復航空券が平均60,000円である一方で、閑散期の往復航空券は平均45,000円です。さらに、キャンペーン時には往復30,000円での渡航も可能です。閑散期であれば航空券が比較的安価ですが、1月と4月以外の月をおすすめします。この月はセブ島への旅行がピークであり、観光客が増加します。
また、閑散期には語学学校が割引キャンペーンを行っている場合もあり、費用を抑えることができます。平日にフライトを予約することも、費用を抑える秘訣の一つです。月曜日スタートの語学学校は難しいかもしれませんが、このような工夫で費用を節約することができます。
4.同年代の友達を増やせる時期
留学に来たからには、たくさんの友達を作りたいと考える方も多いと思います。友達を多く作るには、繁忙期がおすすめですが、そのタイミングは年代によって異なります。
[高校生の場合]
特に夏休みの7月末から8月末は多いです。長期休暇を利用して短期の語学留学をされる方が多いからです。
[大学生の場合]
春や夏休み期間はもちろん多いですが、9月や10月などの学期の始まりも人が多いです。これは、新しい学期の開始時に語学学校に通い、その後大学留学やインターンをする大学生が多いためです。英語学習だけでなく、留学先で知り合った人たちと一緒に観光も楽しみたい!という方にはぴったりの時期です。
[社会人の場合]
新年度の4月からが比較的多いです。会社からの研修や、新年度に入学される方が多いため、この時期に留学される方が多いです。また、会社を辞めてワーキングホリデーに行く人は、その前の3ヵ月間をフィリピン留学に当てる場合が多いため、4月〜7月半ばの時期が一番社会人が多いです。
5.多くの仲間と思い出を作れる時期
留学先での仲間との素敵な思い出をたくさん作りたいとお考えの方には、繁忙期の中でも2月から3月などの乾季がおすすめです。なぜなら、この時期は雨が少なく、気候が安定しているからです。旅行計画を立てていても、雨が降れば予定変更が必要になります。特に雨季は雨の予測が難しいです。
フィリピンならではのレジャーを存分に楽しみたい方や、休日には思い切って遊びに行き、たくさんの思い出を築きたい方には、是非繁忙期の中でも乾季に留学することをお勧めします。
留学の目的に合わせて時期を選び、充実した留学生活を!
留学する際は、留学の目的や希望に合わせて時期を選ぶことが重要です。例えば、言語の学習に集中したい方は、人が少ない閑散期を選択するのが有効です。一方で、観光やアクティビティを楽しみたい方は、繁忙期の時期が適しています。また、気候や予算、学校のスケジュールなども考慮し、最適な時期を選んで充実した留学生活を送ることが重要です。留学前にしっかりと計画を立て、自分にとって最良の留学体験を実現しましょう。