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投稿日:2025年8月13日/更新日:2025年8月3日

フィリピン・ターラック徹底解剖!暮らし・文化・観光まるわかりガイド

ターラックって聞いたことありますか?

おそらく、多くの人が「ん?どこそれ?」と思うかもしれません。

フィリピンの中でも、セブ島やマニラのような有名都市に比べて、まだあまり知られていないこの街。

でも実は、フィリピンを知るにはぴったりの場所なんです!

ターラックは、にぎやかな観光地とはちがい、のどかで落ち着いた空気が流れるローカルエリア。

観光客の数も少なく、地元の人の暮らしや文化、日常風景を間近で感じられる貴重な街なんです。

この記事では、そんなターラックの地理や気候、歴史や文化、観光地やグルメ情報まで、まるっとご紹介していきます。

「フィリピンの地方都市ってどんな感じ?」

「生活って大変じゃないの?」

そんな疑問にも答えていきますので、ぜひ最後まで読んでみてくださいね!

ターラックの地理と気候

ターラック(Tarlac)は、フィリピン・ルソン島のほぼ中央に位置しています。

内陸部にあるため海には面していませんが、代わりに緑豊かな平野や山々に囲まれた、のんびりとした景観が広がっています。

地図で見てみると、ターラックは首都マニラの北西にあり、車で約2〜3時間ほどの距離。

さらに便利なのが、クラーク国際空港から車で1.5時間ほどでアクセスできるという点です。

マニラの混雑を避けつつ、地方都市としてはかなり行きやすい立地なんですよ!

また、週末の小旅行にもとっても便利。

バギオのような避暑地や、クラークのような商業エリアとも行き来しやすいため、田舎と都会の“いいとこ取り”ができるんです。

気候は、年間を通して温暖で、平均気温は26〜32℃ほど。

フィリピンのほかの地域と同じく、「乾季」「雨季」の2シーズンに分かれています。

乾季はカラッと晴れた日が多く、過ごしやすい季節。

雨季は午後にスコールのような雨が降ることもありますが、1日中降り続くことは少なめです。

自然災害についても、内陸にあるため台風の影響は比較的少なめ。

洪水や地震のリスクも高くないため、「地方だけど安心して暮らせる場所」というのが、実際に暮らす人たちの声です。

歴史と文化

ターラックの街を歩いていると、時おり目にするスペイン風の建物や古い教会の姿。

それもそのはず、この地には長い歴史のなかでスペインやアメリカ、そして日本とも深く関わってきた過去があるんです。

スペイン統治時代に形づくられた街の骨格

フィリピンは16世紀から300年以上にわたってスペインの植民地でした。

ターラックも例外ではなく、当時建てられたカトリック教会や、スペイン語に由来する地名が今も残っています。

お祈りやお祭りなど、宗教が生活に溶け込んでいる様子は、今でも地域の文化として根強く受け継がれています。

特にターラックでは、地元の人々がサントニーニョ(幼きイエス)像を掲げて行進する宗教行事などが行われ、地域の人々の結びつきや信仰心の深さが感じられます。

アメリカ文化も混ざる多国籍な背景

19世紀末からはアメリカの支配下に置かれ、公用語として英語が広まったのもこの時期です。

教育制度や政治の仕組みにもアメリカ式が取り入れられ、今のフィリピン社会のベースが形づくられていきました。
その影響はターラックにも色濃く残っていて、英語が通じやすく、若い世代では英語を日常的に使う人も多くいます。

「バターン死の行進」の出発地という歴史

少し重たい話になりますが、第二次世界大戦中、ターラックは日本軍と深い関わりがありました。

有名なのが「バターン死の行進(Bataan Death March)」と呼ばれる出来事。

これは、日本軍がバターン半島で捕虜となったアメリカ兵やフィリピン兵を、ターラックの収容所まで歩かせた過酷な移動のことを指します。

ターラックにはその歴史を伝えるモニュメントもあり、今でも戦争を語り継ぐ大切な場所とされています。

バターン死の行進(Bataan Death March)

 今のターラックに根付く文化

そんな歴史を経た現在のターラックは、カトリック信仰を大切にしつつ、地元の行事や市場文化が色濃く残る“ローカル色”の強い街

フィリピンらしい陽気さと、伝統を大切にする穏やかな気質がミックスされていて、訪れる人にとってはどこか懐かしさを感じるような居心地の良さがあります。

人々の暮らしと生活スタイル

ターラックを訪れると、まず感じるのは「素朴であたたかい人たち」と「ゆったりと流れる時間」。

都会の喧騒とは少し離れた、地方ならではの暮らしが広がります。

住宅街と暮らしの風景

ターラックの住宅街は、低めの平屋や二階建ての家が並ぶ、こぢんまりとした印象。

広々とした庭で子どもが遊んでいたり、縁側で家族が談笑していたりと、日本の昔ながらの風景にもどこか似ています。

家族や親戚とのつながりをとても大切にしていて、大家族で暮らすケースも珍しくありません。

お隣さんともすぐに顔見知りになるような、あたたかいコミュニティが根付いています。

交通手段はジプニー&トライシクル

市内の移動には「ジプニー(乗り合いバス)」や「トライシクル(三輪タクシー)」が主役。

カラフルで個性あふれる車両が、街を元気に走っています。

料金も安くて、地元の人たちの暮らしに欠かせない存在です。

最初は戸惑うかもしれませんが、慣れてくると「どこへでも行けちゃう自由さ」にワクワクしますよ♪

教育・学校の風景

ターラックには公立・私立の小中学校があり、制服を着た子どもたちが毎朝元気に通学しています。

朝は国旗掲揚とお祈りからスタートし、礼儀や感謝の心を大切にする文化が根付いているのが印象的です。

高校や大学もあり、近年ではITや観光系の教育にも力を入れていて、地方ながらも若者がしっかり育つ環境が整っています。

ローカルの“あたたかさ”が残る街

全体的に、ターラックは派手さはないけれど、地元の人たちが自然体で暮らす“リアルなフィリピン”が体感できる街。

笑顔で声をかけてくれる人、助けてくれる人が多く、外国人にもオープンな空気が心地よく感じられます。

「ただの通過点じゃなく、暮らしてみたくなる場所」

そんなターラックの魅力は、住んでみて初めてわかるのかもしれません。

ターラックの見どころ・観光スポット紹介

ターラックはフィリピンの中でも観光地としてはまだ知られていない地域。

でも実は、自然・歴史・癒しがギュッと詰まった、ローカルだからこその魅力あるスポットが点在しているんです。

ここでは、ターラックのおすすめ観光地をジャンル別にご紹介します。

静かな癒しを求めるなら「モナステリオ・デ・ターラック」

ターラックの郊外にあるこの場所は、知る人ぞ知る“観光スポット”。

広大な敷地に礼拝堂や瞑想エリアがあり、一般の人も入場できます。

敷地内はとても静かで、まるで別世界のよう。

巨大なイエスキリストの像は一度は見ておきたいです。

留学中のリフレッシュや、心を落ち着けたいときに訪れる人が多いんですよ。

Monasterio de Tarlac(モナステリオ・デ・ターラック) 

ローカルの歴史を知るなら「ターラック州立博物館」

ターラック州庁舎のすぐそばにあるこの博物館では、州の歴史や文化、伝統的な衣装・道具などを展示しています。

とくに第二次世界大戦に関連した資料や、先住民族の暮らしの記録など、ターラックの“昔と今”を知るうえで貴重な場所です。

観光客向けではない分、ローカルな雰囲気を感じられて穴場スポットとしておすすめ。

アクティブ派には「サン・ホセ・ヒルズ」や「バタンガス・リゾート」

ちょっとしたハイキングや自然散策をしたいなら、郊外にあるサン・ホセ・ヒルズへ。

小高い丘の上からは、緑に囲まれたターラックの景色が一望できます。

天気のいい日には、地元の学生たちがピクニックに訪れることも!

また、家族連れやグループで訪れるなら「バタンガス・リゾート」も人気。

プールやコテージがあり、休日のレジャーにぴったりです。

週末に行ける近郊スポットも魅力!

ターラックからは、車やバスで1〜2時間圏内に観光地がたくさん。

週末のお出かけにぴったりな場所はこちら:

  • バギオ(約2時間)
     避暑地として有名。気温が低めで、カフェや市場も楽しい!

  • クラーク(約1.5時間)
     韓国タウン、アウトレットモール、空港近くでショッピングやグルメが充実!

  • パンガシナン州・100 Islands(約3時間)
     アイランドホッピングでフィリピンの自然を体感できる人気エリア♪

ターラックを拠点に、週末ごとに違う街を楽しむ“プチトリップ”もできちゃいます。

にぎやかな観光地では味わえない、静かでのんびりとしたローカルな観光。

それが、ターラックならではの過ごし方です。

ターラックのグルメとローカル市場

フィリピンの魅力は、リゾートだけじゃありません。

朝の市場で地元の食材を眺めたり、夜には屋台でできたての串焼きをほおばったり。

お財布にもやさしくて、お腹も心も満たされるターラックのローカルグルメは、留学中の楽しみのひとつになるはず!

ターラックのローカルグルメと屋台

朝になると、街角には地元のフルーツや野菜、パン、魚などがずらりと並ぶローカルマーケットが開かれ、活気にあふれた雰囲気に。


「これ、おまけしとくよ〜」と声をかけてくれる笑顔のおばちゃんとのやり取りも、ターラックならではのあたたかさを感じられるひとときです。

夕方から夜にかけては、街に屋台がずらりと立ち並びます。

串焼きのBBQ(バーベキュー)、グリルチキン(イナサル)、春巻き風のルンピア、バナナを砂糖で揚げたバナナキューなど、フィリピンの定番ストリートフードが勢ぞろい。

1本10〜20ペソ(約25〜50円)とお手頃で、ローカルの学生や家族連れと一緒に、気軽に食べ歩きするのも楽しい体験になります。

レストランだけでなく、屋台やローカル食堂でも、おいしいフィリピン料理を安く楽しめるのが魅力です。

ローカル市場での買い物も旅の楽しみ

「Tarlac Public Market」など、街にはいくつか大きなローカルマーケットがあります。

野菜、果物、精肉、魚、スパイス、衣料品…なんでも揃っていて、地元の人たちの生活の場そのもの。

特に朝の時間帯は新鮮な食材が出そろってにぎやか。

マンゴーやランブータンといったトロピカルフルーツも、日本よりずっと安く買えますよ!

スーパーマーケットも便利に使える

「SM City Tarlac」や「Puregold」などの大型スーパーもあるので、生活用品やスナック類、インスタント食品、飲み物なども手軽に手に入ります。

ローカル市場がちょっとハードル高い…という方は、まずはスーパーからスタートでもOK!

「グルメは文化の入り口」なんて言われることもありますが、ターラックのごはんはどれも素朴で、どこか懐かしさを感じる味ばかり。

地元の味に触れることで、より深くターラックという街を感じられますよ。

知らないからこそ面白い、ターラックの魅力

にぎやかさや派手さはないけれど、
のどかであたたかくて、人のぬくもりが感じられる場所。

今回の記事では、そんなターラックの地理や気候、文化、生活、観光、グルメまで、まるっとご紹介してきました。

「まだ知らない街だったけど、なんだか親しみが湧いてきた」

そう感じてもらえたら、とても嬉しいです!

「観光地じゃない場所にも行ってみたい」

「ローカルなフィリピンに触れてみたい」

と思ったなら、ターラックはぴったりの選択かもしれません。

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