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『南国でのんびり』は幻想?毎日が意外とハードな留学生ライフ【フィリピン留学のリアル】

「南国でのんびり英語留学したいな〜」
青い海、あたたかい気候の中で、ゆる〜く勉強して、カフェで宿題しながら“海外生活”を満喫する…。
そんな“理想の留学生活”を想像しながら、フィリピンに向かったんです。
でも、実際に生活が始まってみると――全然のんびりなんかじゃない。むしろ毎日が戦い。
朝6時には起きて、眠い目をこすりながら授業に向かって、1日8コマのレッスンを終えた頃にはクタクタ。
そこから、食事・洗濯・復習・宿題。
1日が一瞬で過ぎていくスピードに驚きました。
気候は暑いし、体調も崩しやすいし、エアコンやWi-Fiはしょっちゅうトラブル。
“南国リゾート”とはほど遠い生活が待っていました。
もちろん留学は楽しいこともたくさんあるけれど、「想像よりハードだった」というのもまた事実。
この記事では、私自身の経験をもとに、フィリピン留学のリアルな毎日、そして“意外と忙しい留学生ライフ”についてお話しします。
南国のキラキラしたイメージだけでは見えてこない、本当の日常を知ってもらえたら嬉しいです。
想像以上にハードな1日のスケジュール

フィリピン留学と聞くと、「南国でのんびり勉強して、午後はカフェやビーチでリラックス」なんてイメージを持っている人が多いと思います。
でも実際の1日は、想像以上にハード。
むしろ 「日本にいる時より忙しい!」 と感じたほどでした。
消えていく自由時間
多くの学校では、1日6~8コマ以上の授業が当たり前。
学校によっては 7時半開始、夜8時まで自習時間 が組まれていることもあります。
私が通っていた学校も例外ではなく、朝6時前に起きて準備して、8時ごろには教室で先生と向き合っていました。
マンツーマンレッスンは集中力を使うし、グループ授業ではリスニングとスピーキングの切り替えが続くので、1コマ終わるだけでけっこう消耗します。
でも休む時間はほとんどありません。
授業 → 次の授業 → 昼食 → 授業 → 自習 → 夕食 → 宿題 → 明日の予習
このループで、1日があっという間に消えていきます。
気づくと、「今日、自分のために使える時間って何分あったんだろう?」と考えてしまうくらい。
南国でゆったりカフェ巡り…
そんな時間は、私のスケジュールの中にはほぼ存在しませんでした。
食事・洗濯・復習で1日が一瞬で終わる
授業以外の時間も、意外と作業が多いんですよね。
・洗濯
・部屋の掃除
・翌日の予習
・その日の復習
・宿題(これが思ったより重い)
・先生への質問の準備
特に寮生活だと、「自動的に勉強だけに集中できる環境」ではありません。
フィリピンは湿度も高いし汗もかくので、洗濯の頻度が増えて、意外と手間がかかります。
さらに、マンツーマン授業はアウトプット量が多いので、復習しないと翌日の授業で何も言えなくなるんですよね。
だから結局、夜まで机に向かうことに。
自由時間はほぼゼロ。
正直、想像していた留学ライフとは全然違いました。
週末さえ宿題に追われ、自由時間ほぼゼロ
週末こそ南国らしくゆっくりしたい……と思っていても、現実はその逆。
気づけば、土日も“勉強と生活で終わる”なんてこともよくありました。
もちろん、友達と旅行に行ったりショッピングしたり、楽しい時間もあります。
でもそれは、「頑張って時間を作らないと手に入らないもの」なんですよね。
「南国だからのんびりできる」そんな幻想は、留学初日で一瞬で消えました。
でも、これほど集中して英語を勉強できる環境はなかなかありません。
忙しいけれど、その忙しさが確実に自分の力になっていくのを感じられました。
“南国=快適”の大きな誤解

南国=過ごしやすい、と思っていたけれど…
実際のフィリピン生活は 「気候と環境との戦い」 と言ってもいいくらい、体力もメンタルも持っていかれます。
もちろん、日本にはない良さもたくさんあります。
でも“快適でのんびり”とは、決して言い切れないのが現実なんですよね。
集中力を奪う外的ストレス
まず、とにかく 暑い。
想像以上に暑いです。
外に出るだけで汗が噴き出すし、教室に入っても温度調整が難しくて、集中力をそぎ落としてくる感じ。
授業中に先生の説明を聞きたいのに、「暑い」「だるい」「頭が働かない」、気づけば半分も理解できていなかった…なんて日もありました。
加えて、地味に厄介なのがインフラ問題。
● エアコンが壊れる
→ 暑くて眠れない
→ 寝不足で授業がしんどい
→ 集中力が低下して悪循環
これ、本当にあるあるです。
最初はびっくりするけど、徐々に「今日もか…」と慣れていきます(笑)
体調不良との戦いは日常茶飯事
・寝不足
・暑さ
・食べ物の違い
・湿気
・慣れない環境
これらが重なると、どうしても体調を崩しやすくなります。
私も現地で何度か胃痛に悩まされたし、周りでも風邪を引いたり、疲れが溜まって寝込む人が多かったです。
「南国だから体調良くなるでしょ!」なんて思ってたけど、むしろ逆でした。
南国は確かに明るくて開放的だけど、勉強する場所としては決して快適とは言えない 一面があります。
ただ、この環境の不便さに慣れてくると、どこでも生きられるタフさが身についてくるんですよね。
共同生活ならではのストレス

留学と聞くと、「自由でのびのび、海外生活〜!」みたいなイメージがあるかもしれません。
でも実際は、自由というよりルールと人間関係と生活リズムの調整。
これが最初は意外としんどかったりします。
私は寮生活に慣れるまで、何度もため息が出るほど疲れていました。
想像以上に拘束される生活
まず驚くのは 自由時間が少ないこと。
学校にもよりますが、
・シャワーの時間
・門限
・食事の時間
・掃除の時間
など、細かいルールがあって、日本の一人暮らしで味わっていた“自由さ”はほぼゼロです。
特にシャワーの順番待ちは、地味にストレス。
部屋の人数が3〜4人だと、
・お風呂に入りたい時間に入れない
・朝早く起きないとシャワー争奪戦
・夜遅いとお湯が出ない
なんてことが普通にあります。
門限も学校によって厳しくて、「ちょっとカフェでゆっくりしたいな」と思っても、それが許されない日も。
自由な海外生活を想像していた私にとって、これは結構なギャップでした。
同室者との生活リズムの違いがしんどい
寮生活で一番のストレスは、やっぱり 人間関係。
いろんなタイプが同じ部屋で暮らすので、生活リズムが合わないと本当にしんどい。
「部屋の温度設定をどうするか」
「消灯時間を何時にするか」
「洗濯物の置き場所」など、細かいところまで調整が必要。
気を遣い合いながら生活するので、想像以上にエネルギーを使います。
自由な海外生活とは真逆
フィリピン留学のほとんどが“管理型”の生活。
・決められた食事時間
・掃除の曜日
・外出時のチェック
・寮内での禁止事項
・アルコール禁止
・男女の部屋の往来禁止
など、学校によっては思っている以上に規則があります。
もちろん、安全のためでもあるし、勉強に集中できる環境を守るためのものでもあります。
でも、「海外=自由」というイメージを持っていた人からすると、正直、息苦しさを感じる場面も多いんですよね。
私も最初の頃は、“え、こんなに管理されるの…?”と驚きました。
寮生活は楽しいこともあるけれど、慣れるまでがストレスというのは間違いなくあります。
ただ、その環境に順応していく中で、自分のタフさや柔軟さが育っていくのも事実なんですよね。
それでも得られたリアルな成長

ここまで読むと、「え、フィリピン留学って大変なことばっかりじゃん…」と思うかもしれません。
正直、私も実際に生活が始まってからしばらくは、“理想と全然違う…” と落ち込む日が多かったです。
ですが、今ふり返ると、あのしんどさが本当に大きな成長につながっていたと胸を張って言えます。
むしろ、こんな環境だったからこそ得られたものがたくさんありました。
忙しい環境だからこそ身についた「自己管理力」
フィリピン留学は、とにかく毎日がスピード感との勝負。
授業
宿題
予習・復習
洗濯
掃除
食事
睡眠時間の確保
体調管理
これらを全部こなすためには、自分で時間を組み立てる力が必須です。
日本にいたときの私は、「まあいっか〜」と後回しが多かったんですが、留学中はそれができません。
後回しにした分だけ翌日の授業が地獄になります(笑)
だからこそ、自然と
・スケジュールの組み立て
・優先順位の判断
・勉強時間の確保
・メリハリのある行動
が身についていきました。
特に、毎日英語と向き合う生活のおかげで、集中力が一気に伸びたのを実感しました。
環境に頼らず「楽しむ力」が育った
正直、快適な環境とは言えないことも多いですが、その中で自分なりに工夫して楽しむのが、だんだん上手になっていきます。
・暑すぎて外に出たくない日は、友達と室内でカードゲーム
・Wi-Fiが弱い日は、ローカルのお店を散策
・疲れた日は、気持ちが上がる甘いドリンクでご褒美
・相性の良い先生とは授業後にちょっと雑談
「自分で楽しみを見つけるスキル」って、実はすごく大切なんですよね。
環境に左右されないメンタルが強くなって、日本に帰ってからも、“どこでも生きていける気がする”そんな感覚がありました。
理想と違ったからこそ気づけた留学の本当の価値
フィリピン留学は、「海を見ながらのんびり」みたいなキラキラだけではありません。
でも理想と違ったからこそ、気づけたことがたくさんあります。
フィリピン留学はキラキラばかりじゃないけど、その“現実感”こそが一番の魅力なのかもしれません。
楽園じゃなくても価値があるフィリピン留学

フィリピン留学というと、どうしても
「南国でのんびり勉強できる」
「海のそばで自由な海外生活」
そんなキラキラしたイメージが先に浮かびます。
でも実際に生活してみると、そのイメージとは真逆の “ハードで現実的な毎日” が待っていることも多いんですよね。
朝から晩までレッスンと宿題に追われて、暑さやインフラの不便さに悩まされて、寮生活では人間関係に気を使って、思っていたより自由がない。
正直、「こんなはずじゃなかった…」と思う瞬間はたくさんあります。
ですが、私は今なら胸を張って言えます。
フィリピン留学は、楽園じゃなくても価値があると。
思い通りにいかなかった日も、理想とは違った現実も、全部含めて私の成長につながりました。
もしあのとき、快適でゆるい環境で過ごしていたら、ここまで深い学びは得られなかったと思います。
留学はキラキラしていなくていい。むしろ、現実的で泥臭いほど、人生の糧になる。
そう感じたからこそ、今も私はフィリピン留学を心からおすすめできます。



