本日の為替レート
Exchange Rate USD: 金, 13 12月.
【体験談!】フィリピンでデング熱になったらどうなるのか?
「海外へ行き伝染病にかかる」どこか他人ごとでドラマのようなこと。
しかし、実際に起こってしまうこともあります。私はフィリピンへ行きデング熱にかかりました。
海外へ行くには大切なのが健康。渡航前の体調を整えることも大切ですが、滞在中に体調を維持することも必要になってきます。慣れない海外暮らしでは体調を崩すことも多く、睡眠や食生活を乱さないようにしましょう。
今回は、フィリピン滞在中にデング熱になった時の体験談をご紹介します。
【この記事でわかること】
|
Contents
海外での感染症。どうなるのか?
海外で体調不良になることは、長期滞在なら結構あります。短期留学なら安心だと思う人もいるでしょう。私も初めてのフィリピンでの短期留学で感染症にかかりました。それくらい気軽に留学ができますが、感染症の危険もあることは忘れてはいけません。
その当時は、「ちゃんと日本へ帰国できるのか」そのことが不安でした。しかし、海外旅行保険に加入していたので、安心して治療ができました。
デング熱とは!?
デング熱と言ってもあまり知らない人もいるでしょう。ちなみにデング熱は国立感染症研究所のホームページではこのように書かれています。
ネッタイシマカなどの蚊によって媒介されるデングウイルスの感染症である。デングウイルスはフラビウイルス科に属し、4 種の血清型が存在する。比較的軽症のデング熱と、重症型のデング出血熱とがある。
引用先:https://www.niid.go.jp/niid/ja/kansennohanashi/238-dengue-info.html 国立感染症研究所ホームページより
東南アジアや亜熱帯地域へ行く場合は要注意な感染症
デング熱はフィリピンなどの東南アジア、アフリカや中南米などが流行地域です。シンガポールやオーストラリアなど、先進国と言える場所でも流行しています。フィリピンの場合、全土でかかる可能性があり、特に蚊が媒介しやすい雨季は要注意です!
日本でも流行ったこともあるデング熱!?
実は日本でも2014年にデング熱が流行しました。東京の代々木公園に生息する蚊が原因で渡航経験がない人から約160人がデング熱を発症。当時は全国的なニュースにもなったほどです。日本では基本的に流行していませんので、どういった経緯でデング熱が日本に持ち込まれたのかは不明ですが、蚊に刺されたら誰でも感染する伝染病と言えるでしょう。
フィリピンでデング熱へ感染の対応
留学をした際に体調が悪くなったら、どのような行動をとるべきでしょうか。実際、フィリピンでデング熱になった時の状況を紹介していきます。
デング熱の症状とは!?
私の場合、重症化せず比較的軽度なデング熱で収まりました。しかし、頭の痛みと体のだるさは今までにないものでした。熱は40度を超え、コロナウイルスよりもつらかった印象が残っています。人によっては軽症で終わるそうですが、重症化すると入院の必要もあります。
まずは、病院へ通院!
体調不良の場合、一番にすることは、病院へ行くことです。私の場合、最初は風邪だと思い通院したのがきっかけでした。念のため受けた血液検査でデング熱に感染と判明。検査を受けるまで、自分が伝染病にかかっているとは思いもよらなかったです。
海外旅行保険があることで、現地でも適切な治療ができました。
現地で薬をもらい療養
海外で初めての療養は正直、精神的にも肉体的にもつらかった思い出があります。特に、帰国日まで1週間切っていたため、本当に日本へ帰れるのか不安が大きかったです。
語学学校には通学できずに、デング熱という事で強制的に寮へステイでした。帰国前の1週間はほぼ寮生活で、寝ていたのを覚えています。
帰国後の対応はどうするのか?
ここからは帰国後の対応を書きます。ちなみに帰国後に体調不良となった人も、参考となる情報と言えるでしょう。留学を考えている方は是非一読してみてください。
症状が安定していたため、帰国許可は下りる
デング熱の診断を受け、2週間は安静でしたが、熱も下がり重症化の危険性が少ないという事で、医師の許可を得て、無事予定通り帰国。ただし、帰国後も日本の病院へ通院するなど、指導を受けていました。デング熱は空気感染の危険がなく、蚊に刺されなければ、感染拡大の危険性も少ないです。
帰国の際は、長袖・長ズボンを着るなどアドバイスもいただきました。
帰国後は空港で検疫検疫所へ
無事、日本へ帰国した際は、空港の検疫所へ行く必要があります。もし、帰国時に体調不良の場合は空港の検疫所へ申し出ることが大切です。検疫所へ行くことで、検査や紹介状を作成していただけます。
現地の医師から帰国時は必ず検疫所へ立ち寄り、紹介状を受け取るように言われていました。検疫所では血液検査に紹介状が発行されます。日本で専門機関へ受診の際にも紹介状ありのため、特別な料金はかかりませんでした。
国内で海外の感染症に対応病院は限られる
帰国時に体調不良の場合、通院できる場合の病院は限られています。関東や関西の都市圏なら、多数の病院がありますが、地方だと他県まで行くケースもあるでしょう。私の場合、検疫所で自宅近くの病院を紹介もしていただけたので安心でした。
帰国後に体調不良の際は、厚生労働省のホームページに「最寄りの保健所へまず問い合わせ」と記載されています。
通院時は事前に連絡を
通院の際は必ず事前に連絡が必要です。病院によっては予約制を取っているケースもあります。私の場合も事前に連絡し、通院。
デング熱に感染していると分かっていたため、一般の入口とは別の場所を指定され、診察を受けました。海外での感染症専門の外来でしたので、現地での検査結果と検疫所の紹介状を持参し、スムーズでした。
発症してから、1週間経ち症状も安定していましたが、初診で受診してからも、2日後と1週間後に血液検査でウイルスの確認のため通院した記憶があります。
帰国後の体調不良は、絶対連絡なしでの通院はしないようにしましょう。
海外旅行保険へ入ることで受けられること
海外旅行保険へ入るのは面倒くさい!お金がもったいないと考える人もいるでしょう。海外保険があることで、かかった金額が海外旅行保険のみとなりました。また、加入することで受けられる治療があります。
海外旅行保険があると安心した病院へ通える
海外旅行保険に加入していると、安心して病院へ行くことができます。私も最初はなんとなく加入していた海外旅行保険。デング熱になるまで、海外旅行保険の大切さを知りませんでした。
海外旅行保険に入ることで、安全な病院へ通院できます。特に海外では無保険で病院へ行く場合、多額の治療費がかかります。また、フィリピンの場合、安い病院では衛生面に危険があるため別の感染症をかかる危険性もあります。私が通ったフィリピンの病院は、日本の病院よりきれいだと思いましたし、患者の多くが外国人の印象でした。
それも海外旅行保険の指定病院であり、通訳もいる外国人向けの病院という事もあるでしょう。
海外旅行保険があると、キャッシュレスで支払い
病院へ通う際に心配なのが治療費です。特に急な通院や検査でお金が必要になることもあります。また、急な入院となった場合、予想以上のお金が必要になります。そんな時に安心なのが、キャッシュレス支払いです。
海外旅行保険によっては、指定された病院で治療する場合、病院から保険会社へ請求してくれるため、キャッシュレスで便利でした。この制度があることで、通院前にお金の必要がなく、気軽に行くことができました。
海外旅行保険があると通訳費用も負担なし
初めての留学。病気になると不安なのが、医師の説明を理解できるかどうかです。医者とのコミュニケーションは医療用語が多く、日常会話に問題がない人でも、理解ができないケースも出てきます。
そんな時に安心なのが通訳の方です。通訳費用は高いですが、海外旅行保険を利用した場合、通訳の費用も保険の対象となります。英語が苦手な方は通訳を付けることで安心して通院もできます。
海外旅行保険では帰国後の通院も補償
私も海外旅行保険を利用して初めて知ったのですが、海外旅行保険では帰国後に発症した伝染病や治療も補償の対象となるケースもあります。
契約している保険会社によっても違いますが、30日以内に発症したケースも対象となることも。
フィリピンで感染症にかからないために
フィリピンでは感染症のリスクが日本よりあります。その中でも多くかかる病気にならないようにアドバイスをしておきます。
蚊に刺されないようにする
日本でも蚊によく刺される人がいますが、そういった人は注意が必要です。フィリピンの蚊は日本のより大きいみたいで、薄着の場合服の上からも刺されるケースもあります。フィリピンでは蚊の多い山間部や雨季の時期に行くと蚊が原因となるマラリヤやデング熱にかかるケースも多いそうです。
そうならないために、長袖・長ズボンで生活することも大切でしょう。
不用意に犬と触れ合わない
フィリピンでデング熱と同等に気を付けたいのが、狂犬病です。日本では狂犬病の予防接種を多くしている犬が多いですが、フィリピンではそうではありません。狂犬病は犬にかまれたりしたら即座に治療をしないと生命の危険が起こる大変な病気です。そうならないためにも、不用意に犬と触れ合うことはやめましょう。
万が一犬にかまれた場合は病院へ行き、ワクチンを打つことで、発症のリスクは減ります。ワクチン投与をしない場合、発症したら、有効な治療法がない病気です。
海外旅行保険は大切
海外旅行保険がある事でフィリピンでも安心した病院へ通院できます。入院以外にも、帰国便を変更をする場合の費用も負担してくれるケースも。
人によっては海外旅行保険に加入せずに渡航する人も多いですが、海外ではリスクがあります。海外で、緊急入院や手術になると、数百万円が必要というケースもあります。渡航の際は必ず海外旅行保険に加入しましょう。海外旅行保険では病気以外にも、交通事故なども対象ですので、マストと言えます。
海外留学で意外とある飛行機トラブル。予防法や対処法をご紹介!
渡航時は海外旅行保険に絶対加入を!
今回はデング熱の危険性と海外旅行保険の大切さをご紹介しました。しかし、留学はとても大切な経験であり、万が一、病気になってもの安心して帰国することができるのが、海外旅行保険だと改めて知れました。
留学の際には海外旅行保険に加入し、安心して留学を楽しみたいですね。
フィリピン留学へ興味が出たらAPSEへ
留学前は多くの不安があります。留学前にどのようなことをすればいいのか。留学をする前に、相談をしてみるのはどうでしょうか。ぜひ、留学をする前に、APSEへご相談ください。留学経験豊富なスタッフが対応させていただきます。
この記事を見て、APSEに興味がありましたら、お気軽にご連絡ください。
大人気の無料オンライン相談も随時実施しています!まずは相談からご連絡お待ちしております。